普段、Oh My Poshのテーマを利用して綺麗なプロンプトを表示していましたが、
ふと使わずにカスタマイズしたくなりました。
筆が遅いの少しづつ、今回はプロンプトに表示する文字列を見ていきます。
.bashrc ファイルの編集
ホームディレクトリにある ~/.bashrcファイルを開きます。vim を使用しますが、好きなエディタで開いてください。
vim ~/.bashrc
.bashrc は bashの設定ファイルです。
開いたら環境変数 PS1 を最下行に記述し、プロンプトに表示したい文字列を入力し保存します。
文字列は必ずシングルクォート「 ' 」で囲ってください。
PS1='文字列'
PS1='Hello bash!:\u@\h:\w\$'
ターミナルを新しく開いて確認してみましょう。
プロンプトの文字列が下記のようになっています。(UserName、HostNameは使用している環境によって文字が変化します。)
Hello bash!:UserName@HostName:~$
PS1 の詳細
ザックと解説、詳しくは詳細を見てください。
環境変数 PS1
- 環境変数:みんなで共有できる変数。
- PS1:ターミナルを開いたとき、コマンドを入力する前、終わったあとに表示されている文字列(PS0〜PS4までありますが他は滅多に使いません。Prompt Strings の略。)
'文字列' の中身
'Hello bash!:\u@\h:\w\$'
- '(シングルクォート):シングルクォートで文字列を囲むと全て文字として扱いますが、特殊な処理をする文字列があります。下記へ
- \(バックスラッシュ):クォート内でバックスラッシュと英数字・記号の組み合わせで特殊文字を出力できます。\u \h \w \$ など
詳細
man bash
クォート
man bash
プロンプト(特殊文字)
カスタマイズ
あとは自由に文字を組み合わせます。
PS1='\s:\w\n\$'
保存して編集が終わったら、新しくターミナルを開くか、.bashrcを再読込します。
# .bashrcを再読込 source ~/.bashrc
参考サイト
Ubuntu manual:bash
Arch wiki :Bash/プロンプトのカスタマイズ
後記
次回は色を付けていきます。
- 画像を作ってもう少し見やすく説明できるようにする。
- ブログのデザインをカスタマイズする。