仮想化がサポートされていることを確認
ハードウェアがKVM仮想化をサポートされていることを確認
$ lscpu | grep Virtualization Virtualization: VT-x # 👈 VT-x or AMD-V
出力が空白の場合、BIOS/UEFIで無効になっている可能性があります。
カーネルにKVMモジュールが含まれていることを確認
yまたはmに設定されていれば利用できます。
$ zgrep CONFIG_KVM /boot/config-$(uname -r) CONFIG_KVM_GUEST=y CONFIG_KVM_MMIO=y CONFIG_KVM_ASYNC_PF=y CONFIG_KVM_VFIO=y CONFIG_KVM_GENERIC_DIRTYLOG_READ_PROTECT=y CONFIG_KVM_COMPAT=y CONFIG_KVM_XFER_TO_GUEST_WORK=y CONFIG_KVM_GENERIC_HARDWARE_ENABLING=y CONFIG_KVM=m CONFIG_KVM_WERROR=y CONFIG_KVM_INTEL=m CONFIG_KVM_AMD=m CONFIG_KVM_AMD_SEV=y CONFIG_KVM_SMM=y CONFIG_KVM_XEN=y CONFIG_KVM_EXTERNAL_WRITE_TRACKING=y
インストール
$ sudo apt update $ sudo apt install qemu-kvm libvirt-daemon-system libvirt-client virtinst
- qemu-kvm : ハードウェアエミュレータと仮想化パッケージ
- libvirt-daemon-system : libvirtデーモンの実行に必要な構成ファイルを提供するパッケージ。仮想マシンとハイパーバイザーを管理し、ライブラリの呼び出しを処理
- libvirt-client : コマンドラインから仮想マシンとハイパーバイザーを管理・制御するためのクライアント側のライブラリとAPI
- virtinst : 仮想マシンのプロビジョニングと変更を行うためのコマンドラインユーティリティ。
- virt-viewr : 実行中の仮想マシンに接続するためのGUIコンソール
- virt-install : 仮想マシンを作成するコマンドライン
- など
必要なら
- virt-manager : libvirtデーモンを介して仮想マシンを管理するためのQtベースのGUI
仮想マシンを作成できる準備ができていることを確認
$ sudo virt-host-validate qemu
WARNの修正
QEMU: Checking for device assignment IOMMU support : WARN (No ACPI DMAR table found, IOMMU either disabled in BIOS or not supported by this hardware platform)
お使いのインテルプロセッサは、VT-x(vmx)機能のみサポートしており、VT-dはサポートしていません。
- VT-dは、PCIeパススルーの機能を実装するために使用します。
- VT-dは、仮想マシンがグラフィックカード、ネットワークアダプタ、ストレージコントローラなどの特定のI/Oデバイスに直接アクセスできるようにします。
サポートされていないので無視しても問題ありません。
QEMU: Checking for secure guest support : WARN (Unknown if this platform has Secure Guest support)
AMD Secure Encrypted Virtualization (SEV) サポートを有効にする。
インテルCPUの場合、この警告は無視しても問題ありません。
libvirt デーモン(サービス)をシステム起動時に自動起動する。
sudo systemctl enable --now libvirtd # 確認する sudo systemctl status libvirtd